侵食ゲームパラだいす

ゲームに溺れるアラサーの暇つぶし

龍が如く8やっぱ面白い!!+吉住のラジオ


春日みたいな男になりたい


この気持ちが良い男を主人公として物語が進むことが嬉しいよね。
心の中に春日を飼いたい。まさに理想の男。
仕事中も心の中の春日に励ましてもらえれば頑張れる気がする。


俺は最近、心の中に吉住を飼っている。

というか、勝手に住まれている。


俺は人生で一度も女性のファンになった事がなくて
・好きなアイドルは?
・好きな女優は?
・好きなAV女優は?
という質問に一切答えられない。恐らく冷めた性格のせいで、女優やアイドルを一時的に可愛いと思っても翌日までその熱が持続する事がなく、特定の誰かを追いかけるまでに至れないからだと思ってる。
しかしそれらの質問に答えられないのは、男社会では結構マズイ問題。自分の好みを隠すムッツリの寒いヤツとして認定されかねない。それに特定の人物を推すということにも憧れていた。だから
「なんか可愛いアイドルとかのファンになれないかな」
と思って、毎日夜眠る時のBGMとして新たなアイドル・女優・声優・Vtuberのラジオを流してみるも「そもそも面白くないと聞くのが辛いな・・・」となり、すぐに停止ボタンを押して眠る。
というのを繰り返している内に、なぜかGERAでやってる吉住のラジオに辿り着いた。癒しのある声で晴れやかに嫌な事をいう感じや、番組に出た時の反省をウダウダやってるのが面白いなぁと思って、吉住のラジオを聞きながら眠るのが日課になった。
結局当初の「可愛いアイドルとかのファンになりたい」という目的はいつの間にか消え去って、気が付けばただ芸人のラジオがおもろいからハマっただけ。


ただ毎晩吉住の声を聞いてるせいか、仕事でヒマな時に俺が好きなものを脳内の吉住にひたすら語らせ続けるという変なクセができた。ちなみに最近俺の中の吉住は龍が如く7について語っていた。もしかして今俺は統合失調症とか、多重人格のような危ない精神疾患の入り口に立っているのかもしれない。その内に月の半分を、自分のことを吉住だと思って過ごしてしまう可能性がある。まぁそれも幸せかもしれないけど。


清々しいほど話変わりますけど
Youtubeの動画で最初がダイジェストになってるやつあるじゃないですか。
あれネタバレになるから嫌なんですけど、これは少数派なんですかね。
せっかく面白い場面も先にダイジェストで見せられるせいで、いざその場面が訪れた時に「あ、これはダイジェストで見たとこだ」という雑念が入りませんか?
だからYoutube動画をクリックした瞬間に、いかにダイジェスト部分を目に入れずにスキップするかを頑張ってるんですけど虚しくなってきて。
あれは退屈になりがちな序盤に視聴者を逃がさないためにやってることだとは思うんですけど、だんだん『序盤が退屈だからって他の動画いくやつ』に腹立ってきて。Short動画の文化だかなんだか知らないけど、あんまり次から次を求めすぎると結局何を見ても満足できなくなるぞ、というのをね。言いたいですよ。夜にオカズ探してる時の俺にも言いたい。
やっぱ腹を決めて、集中しなきゃいけない。今日はこれ!って決めたら、ハズレだと思ってもやりきる自制心が必要だなと。
その精神を持ってして、俺は全然興味ない将棋棋士の密着動画を意地で最後まで見たことがあるんですけどね、5年くらい経つのに今だに覚えてますよ。


米長邦雄さんっていう棋士の方なんですけどね。
すごいんですよこの人が。
終盤に定石外の一手を打って場を乱して粘り勝つ『泥沼流』ってスタイルで7大タイトルのうちの4つを取るというエグい全盛期があったんですけどね。
その後に若い棋士が台頭してきてだんだん勝てなくなるんですよ。
そこで彼が行ったのが、自宅を開放して
若い棋士を集めて教えを乞う
という事。まずこれができないでしょ普通。
そこで特に優れた若い棋士を「先生」とよんで、その人から将棋を吸収しようとするんですよ。序盤のやり方を学ぼうとするんです。その時先生と呼ばれていた若い棋士が、あの天才羽生善治なんですけどね。
羽生善治の名言を額縁に入れて本棚に飾ったりしてるんですよ。
競争の世界で、30歳くらい年下の人をそこまで素直に尊敬できますか?
それから更に数年が経って、大事なものがかかった試合で米長さんの前に立ちはだかったのが天才、羽生善治。いや、ここで羽生善治!?って思ったんですけど、結局その羽生さんから吸収した序盤の将棋なんかを駆使して長期戦にもつれ込ませて、最後は得意の泥沼で勝っちゃうんですよね。この試合も、将棋なんか全然わからない俺でも面白く解説されてましたね。羽生さんって勝ち筋が見えた時、手が震えるんですよ。だから将棋ファンの間ではどうやら「羽生さんの手が震えましたね。ということは羽生さんの勝ちですね」みたいな話があるらしいんです。もう死の宣告みたいなものらしいんですよ。ところが、手の震える羽生さんが差した一手が実は米長さんの罠だった・・・っていう少年漫画ぐらい取っ付きやすい解説がされてました。
そんで最後ですよ。俺としては「これ映画化できるだろ!」って思ったくらい劇的な試合だったわけですけど、米長さんがさらっと
「僕はこんなことを何十年も続けているんですよ」
って言って、その密着は終わるんですよね。
これがカッコ良すぎて。「これは映画化できる」っていうのが、勝負の世界をなめた考え方だったと思わされましたね。あの試合が特別でもなんでもないくらい、とんでもない場所なんだなぁと。なんで全く知らない将棋の、全く知らなかった棋士の密着を見ようと思ったのかはわからないんですけど、ちゃんと腰を据えて見ると良いことあるなぁと思いましたね。


だからAVはね。簡単に見切りつけちゃダメですよ。